練馬区東8番街の奇跡
それは今日も一日、一生懸命働いて家路についたときです。
仕事場からてくてく歩き、家の近くの商店街についたころ、
6月に入り蒸してきたせいでしょうか、のどが渇いてきました。
自動販売機でお茶を買おうと財布を見ると、
一円玉が6枚。
そうだ、今日は帰りにATMに寄労と思っていたのに
すっかり忘れていたのです。
だがすでに、ATMに戻るのはめんどくさい距離。
そこで手数料はかかるものの近いコンビニに引き返しました。
お金をおろし、そのまま出ようとしましたがそこはコンビニ。
このままお茶を買おうと思い、伊右衛門を手にレジに向かいました。
少し申し訳ないな、と思いながら、代金の147円を払うため
おろしたばかりの一万円札を出しました。
案の定、レジの人がお釣りを数えています。
その間、ふとレジの横に目をやると張り紙があります。
「NINTENDO DSLite あります。3台。
(「3台」はマジックで消され「一台」と書き直されてました)」
目を疑いました。
ヤマダ電機に1000円払って予約をしましたが、
二週間連絡はありません。
「これ本当ですか?」
「・・・え?あ、はい」
「下さい!」
「少々お待ちください」
するとレジの人は店長を呼びに行きました。
予約されてるかどうかを確認しているようです。
すると出てきた店長が、自らレジを打ちました。
すぐ後ろに並んでる若者が
「DSLiteだよ!まじで?」
と言っています。
そして僕はコンビニを出ると
伊右衛門とDSLiteが入ったam/pmの袋を手に
少し蒸し暑い家路をダッシュしました。
やっと手に入ったよ!
DSLite!!