第7回「また明日も締め切り」

今日はネット雑誌幻蔵で連載している「女王蟻」の締め切り終わりでふらふらです。


今週はこの漫画の作業のため書くことがたまっているのですが、
脳がゆるんでる状態なので、適当に覚えていることから。


「女王蟻」の作業の前に、昔からお世話になっている編集さんと飲んできました。
そこでいろんな飴とムチ的なお話をしてきました。
流星たちに伝えてよ」(幻冬舎から発売中)のいろいろな感想とか。
ブログをやるならちゃんと宣伝しろとか。
あとはいろんな言葉での励ましとか、「早く売れてくれ」とか。


その飲みの翌日からは怒濤のように作業をしていました。
そしてその怒濤のような作業の中、L・M・ビジョルドの「メモリー」(創元SF)上下巻読破。
最高。
・・・いや、ヴォルコシガンシリーズを読んでない人にはついて行けないところがあると思われる内容でしたが
ずっと読んでる人間には、これ以上ないくらいの内容。
まさか30歳になった主人公がこういう行動をとるとは・・・。
学生時代に出会ったヴォルコシガンシリーズですが、
そこからマイルズ(主人公)とほぼ同じく(日本版の発行ペースと)年をとってるので
この「メモリー」におけるマイルズの行動はものすごく意外なのに、ものすごく腑に落ちる
すごい話でした。
内容を書くと読んでない人に悪いな、と思いながらも、
日本でヴォルコシガンシリーズは何部売れてるんだ?と考えると別に良いかな、とも思うのですが・・・。
(こんなおもしれーのに!)
ようは、この話は「少年の成長物語」じゃなくて「人間の成長物語」だった、ということなんだなあ。


・・・おもしろいSFは読みたいけど難しそうだし、と思ったあなた。
流星たちに伝えてよ」(幻冬舎)という漫画がおすすめです。
月航機墜落時に交錯する、はかなくも強い人の命・・・みたいな話です。
(うまいこと宣伝につなげましたよ!編集さん)