おめでとう

故・伊藤計劃氏がフィリップ・k・ディック賞の特別賞を受賞。(特別賞というのは次点らしいです)
日本のSFが欧米の文学賞に入選するのは初らしいです。
以前もここで書いたように「虐殺器官」は間違いなく今現在世界トップレベルのSFです。
その作者のもうひとつの作品も認められたのは素晴らしい。
(受賞作は氏のニ作目「ハーモニー」)
氏が生きている間であればなおのことだと思います。


ディック賞はヒューゴー賞ネビュラ賞に続く文学賞であると自分は思います。
(自分がサイバーパンク好きであることが原因)
個人名が冠したモノはほかに、クラーク賞、キャンベル賞などがありますが、個人的にはディックの名が入ったこの賞は氏にはピッタリではあるとは思います。
wikiを見ると、ラッカー、ディクスン、ギブスン、バクスター、次世代・・・なんて軽い言葉ではなく、新たな思想を作った作者たちの、そうそうたる名前に伊藤計劃の名前が並んでます。
そしてそれは当然だと考えます。


これからまたSFが必要な時代だと思います。
このニュースには心底勇気が出ます。
自分は打倒「ウォッチメン」で頑張ります。
もちろん商売になるSFで。


追記
調べてたら、よしながふみ先生の「大奥」がティプトリー賞を獲得されておりました。