お知らせ

このあいだ電撃HIMEの担当さんに
「2p空いたから描いてください、というか描け」
と言われたので描きました。
資料が締め切りの当日に来ると言うスパルタです。多分、編集の愛でしょう。
んおで次回のHIMEの別冊付録に大井の4こまが載ってます。ねたは「カミカゼエクスプローラー」というゲームです。






「おくさん」は再開するのですが、さっきHPで九月売りの本を見たら名前が無いので、10月からなのでしょう。良く知りませんが。
なにも編集から連絡が来ないは、多分、編集の愛なのでしょう。
「おくさん」再開につきましては、メールや、他社のアンケはがきにまで再開するように応援を頂まして、大変申し訳ありませんでした。
もう長期では休みません。
休まないんじゃないかな。
多分やすまないと思う。
・・・たまに休みます。








やっと「虐殺器官」を読みました。
もう何年も前から読まなきゃ、とは思ってたものの、最近ついに単行本が発売されて読めました。
小説をハードカバーで読む文化に慣れてないので。
早川と創元の小説を、しかも古本屋を回って読んでいた人間には、ハードカバーは重いのです。物理的にも精神的にも。
そして久しぶりに良いものが読めました。
てゆーか日本人にこういうSF小説がかけるとは思ってなかったのでびっくりしました。
完全に海外小説です。
そして海外小説を越えてる。
(SF=海外小説である理由はあるのだが、書くと長いのでまた次の機会に)
SF小説というジャンルは例のハイペリオンでやっぱ終わってて(自分の中では)、あれ以降のものを何冊か読んでも新鮮味が無く「はいはい」と言う感じで、ビジョルドの完成度の高いスペオペを読むくらいだったのです。
つまりSF小説を楽しむと言うより、小説の「完成度」を楽しむと言う、それじゃあ文学じゃないか、という、ジャンルの終わりにふさわしい楽しみ方では合ったのですが。(ビジョルドはでも本当に娯楽で楽しいですよ)

びっくりした。
21世紀のSFは始まってたんだ。
・・・でも今は少し止まってしまったんだ。
原作者はもういないから。
亡くなっていたのは知ってはいたけど、読み終わったあとその事実に久しぶりに悲しくなった。
少なくとも自分には、歴史的な損失に感じたから。
日本語を使う人間が、ちゃんとSFを書けて、それが世界トップレベルだったと言う奇跡は、そうそう無いものね。
そして原作者はオレと同い年だ。
機会を見つけてまたSFを描かなきゃ。


虐殺器官 (ハヤカワ文庫JA)

虐殺器官 (ハヤカワ文庫JA)